Designer Course Lesson


デザイナーコースでは、ファッションヒストリー(服飾史)のレッスンに入りました。今回は古代の衣服について、時代背景や文化に触れながら、遠い過去のファッションを取り巻く世界の背景を紐解き、その魅力に触れました。古代エジプトや西方アジアといった紀元前のスタイルの中にも、既に現代のファッションに生き続ているデザインやディティール、スタイリングがあったという発見や驚き、時を超えても変わらない感性やロマンを感じるひと時でした。
その後、それぞれに学んだ歴史的なスタイルをアレンジしたデザインに取り組みました。「今も着れるもの」へのアレンジがテーマでしたが、本当に着たくなるような素敵なデザインも生まれ、それぞれの個性が生き生きとしたひと時になりました。
 
そ の後、企画プレゼンテーションでは自己PRのプレゼンテーションをしていきました。自分を客観視したり、内省的になって自分を見つめてみて、本当の意味で 自分を知るという事は、簡単なようで難しい面もあります。しかし、それぞれのキャラクターやその人の考えがにじんでいるような鮮やかな作品や、プレゼンに 触れ豊かな気持ちにもさせられました。
先週の技術試験でも、デザインや企画書のそれぞれの作品の中にオリジナリティや、その人らしい表現が溢れ、ロボットや機械にはない、人ならではの自由でクリエイティブな発想が溢れていました。これからますます、自分にしか出来ない価値ある創造をしていく為の、スキルや審美眼が高まっていく事でしょう。
自己PRの今までに作成した作品
デザイン画の技術試験より
企画プレゼンテーションの技術試験より

 

Specialist Course

スペシャリストコースでは、ビーズ刺繡の基礎課題を進めました。これまで何度も、リュネビル法のステッチを様々な課題を通じて訓練してきました。十分に針を進める右手の訓練をし、ステッチの糸調子、ステッチ幅や針さばきを極めて来ましたが、ビーズ刺繡に入り、一段とその成果が感じられるようになりました。前回の基礎課題から更に成長され、円形の寸法を測ってから使用するビーズを、あらかじめ糸に通してセットしていく練習課題では、1㎜以下の細部の調整にまでこだわって刺し、シンプルなものですが奇麗に整った仕上がりになって来ました。ビーズ一つを省くか、加えるかで、表情やバランスが変わって来るという事も実感され、充実感したひと時となりました。これから更に、スピードや技術の質も高まっていくと思いますので、日々、少しでも手を動かしていくと良いでしょう。
前回の基礎課題
今回の基礎課題

 

Haute-couture Specisl Course



オートクチュールスペシャルコースでは、ドレスの完成に向けて取り組みました。2ピースのデザインのドレスの、インナードレスは薄手のオーガンジーの仕立てに苦心し、何度か修正を繰り返して仕上げていきました。
仕上げのアイロンやプレスの技術で、作品のニュアンスや完成度が大きく変わります。細部に目を配りながら、プレスの手法を実践しながら学び、コツをつかんでいきました。プレスや仕上げの星止めなどで、ぐっと変わってきました。
刺繡とドレスの仕立てが終わると、花のモチーフを配置していきました。花びら一枚一枚から、ひとつひとつ手で仕上げてきた花や、金糸の刺しゅうが生きるかどうか、バランスが勝負になります。完成まであと少しですが、どんなインプレッションを感じさせるドレスになるか、とても楽しみです。

 
金糸とビーズの刺繡
刺繡がアクセントになるように花の配置を開始





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