スペシャリストコース

今回のレッスンでは、1月末がが試験の方は雪の結晶とビーズ刺繡に取り組みました。
雪の結晶では、グラデーションのラメ糸に挑戦されていました。キラキラして綺麗ですね。糸のハリが強いので生地の穴があきやすく難しいですが、糸調子をゆるめてハリの動きをシンプルに引き上げると良いでしょう。

ビーズはよく見るとカットの大きさやガラスの粒の大きさにわずかな誤差があります。経験を重ねるとその違いを指先で感じる様になってきます。大きめのビーズにはステッチも大きめに、調整出来る様になると裏面に仕上がっていく刺繡の連なりが実に美しいものになっていきます。それは、目だけでなく指先・身体が一体となって心で見えてくると言う事なのかもしれません。技術と自分が表現したいものの距離が縮まったり、あるいは表現したかったもの以上に超えていったとき、喜びが込み上げまた一歩成長していくでしょう。
グラデーションカラーの雪の結晶
 
ランダムに面を敷き詰めていくビーズ刺繍
応用課題を製作されていた方は、ポーチが完成しました。すべて手仕事で仕上げられ、麻の素材感とパールやビーズ、スパンコールの質感がナチュラルに柔らかく溶け合った素敵な作品になりました。図面の作成からパーツ一つ一つまでオリジナルでこだわって作られました。内側に裏地もつけられ、すっきりとした仕上がりになっています。
手仕事ならではのふっくらとした柔らかい仕上がり
シルバー糸とバーツ、麻素材が綺麗に溶け合いました
イニシャルの刺繍に取り組まれていた方々も素敵な作品が完成しました。応用課題は自由にデザインをし進めていきますが、選択肢がありすぎて迷うこともあります。そんな時も描いていくものへのイメージを心に描いて集中していく時に洗練され、何とも言えない人の手により生み出される生き生きとしたた作品になっていきます。 一針一針を指す時の気持ちや心が形になっていくと言う事を実感されるでしょう。
美しい立体的なイニシャル
ビーズ、金糸、銀糸のアクセント
細やかな手仕事が生きた立体的な作品
Eの中心はパールの下にギャザーをよせたオーガンジー、さらにその下に刺繍が敷き詰められています
今週も素敵なクリエーションをありがとうございました。
 
 
 
 
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