Designer Course Lesson

デザイナーコースでは、デザイン画のレッスンからスタートしました。先月の試験を終えてから、カラーや素材感の表現を学び、約一ヶ月でかなりデザイン画が変わって来ました。鮮やかになっただけでなく、オリジナルのスタイルが画風としても自然に出てきて、表情豊かになってきました。

写真1ヶ月前のデザイン画→
ファッションやモードの情報に敏 感で気になる。とか、奇麗なものや感性に触れるのが好きといった強いパッションをお持ちの方は、たとえ今どんな現状であっても、必ずその想いの大きさに近 い才能が眠っています。是非、心の中から湧いてくる想いを大切にあたため、今日も一歩を進めて目指していただきたいと思います。
最近のデザイン画(マーカー使用)
素材感の表現(マーカー、パルテル、色鉛筆使用)



Specialist Course

スペシャリストコースでは、生地に穴が開いて嶋氏しまい、完成の目前でやり直しになってしまった方の再挑戦の刺繡が完成しました。とても美しいラインが描かれ、糸調子を緩めて加減する事にも慣れてきました。益々成長され、何とも言えない嬉しさが溢れました。その後は、自由にデザインする応用課題に取りかかりました。マケット(試しの刺繡見本)を作成し、素敵なデザインとイメージが固まってきています。
先月スタートの方々はステッチの基本をおさえる基礎課題を進めてきました。直線、曲がり角、カーブといったベーシックなモチーフを練習しますが、最初はどうしても上手く出来ないと、ステッチがとぎれとぎれになってしまった方もいました。約一時間、かわいいモチーフを図案にし、「出来る」というスタンスで集中して刺繡のコツをつかんでいくと、一変しました。目覚ましい成長力に驚くばかりです。かぎ針によるリュネビル法の刺繡は、慣れるまでは、「糸が引き上がらないかも。」「ダメだ。」という気持ちも出そうになりますが、コツを掴めば自転車に乗れる様になる時の様に、軽やかになりますので心配せず進んで下さい。
上手く刺繡出来なかった時
気持ちを切り替えて一時間集中すると!?



Haute-couture Specisl Course

オートクチュールスペシャルコースでは、いよいよ期日となりドレスが完成しました。透明感のある立体的な花のモチーフが、一杯に咲きみだれるインナーと花のアウターの2wayドレスです。所々に金の刺繡もちりばめられ、生き生きとした作品に仕上がりました。
フラワープリントのインナードレス
仕立てが難しかったオーガンジー素材に最後まで向き合いました
花のモチーフのオーバドレスを重ねて着用
バックのトレーンの裾始末も修正し、弧を描きました。
一枚一枚花びらや花弁を形にした立体モチーフ
バイヤスのサテンにパール刺繡をしたリボン
更に上を目指していきたい方は、仕立てのクオリティーについては、ブランドショップに置かれている美しいドレスのクチュールを目指して頂けると良いと思います。デザインや感性の面では、今のチームの皆さんは美意識も高いので、まず自信を持って頂く事と、バランスの冴えた美しいドレスを多く見る事で、養っていっていただけたらと思います。

制作過程では本当にいろいろな事がありましたが、本当に素敵な作品に仕上がりました。デザインや素材決定、マケット(刺繡見本)の制作、ドレーピング、仕立て、仕上げと、一人一人の方々が、モチベーションを高めながら目の前の問題をクリアし、花を咲かせられました。本当にお疲れ様でした。最後まで完成され、皆さんの成長を心から嬉しく噛み締める想いです。

ドレスの動画はこちらから



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