Designer Course Lesson

デザイナーコースでは、デザイン画のレッスンからスタートしました。

ファッションヒストリーの課題では、時代のデザインソースを生かしたデザインの課題をしましたが、シンプルなデザインの中にも、オリジナリティーが出てきました。描きながらその世界観の中で
デザインすることで一本のラインにもそれらしい雰囲気が出てきます。個性も滲み出てきて、短時間でも様々なデザインが描けるようになってきました。

時代は中世から近代へと進んでいきますが、技術は進化し発達しながら、デザインはよりシンプルに洗練されていく大きな流れが感じられます。それがさらにその時代の社会背景をなぞりながら、流行のサイクルが回転し折り重なっていくファッションヒストリーの面白さと、奥深さも目の当たりにすることでしょう。

 

 

Specialist Course

今回のレッスンでも、それぞれの進行する課題を進めました。

LEDライトを刺繍に組み込んでマケットを作られた方見せていただきました。彼女らしい何とも言えない愛らしさがあります。ライトの配線や基盤などをあえて見せたデザインをしたいというのが理想だとのことですが、未来的な感じもしつつ手仕事のあったかさも感じられます。服のデザインにどのように溶けこませていくのかもとても楽しみです。

1月スタートの方は、応用課題のマケット(試しの刺繡見本)をもとに、素敵なデザインとイメージ、型紙も出来上がってきました。徹底したミリ単位のラインへのこだわりには、そこに才能が隠れてるような気がしました。もの創りといっても、人それぞれ本当に違った感性が
潜んでいて、開花する瞬間は何とも言えない感動があります。作品にも現れてきますね。何か引き寄せられてしまう。そんなものに出会うと見る側も幸せです。豊かな心で完成を描きながら、丁寧に進めていきますと、細部のこだわりの図面が形になり生きていくことでしょう。

 
銀糸で白鳥の刺繍に取り組まれている方は、糸の引き上げが思うように出来なくて、よられている糸が分離してしまうことに苦戦されていました。少し引き上げの針さばきのタイミングを早めてみると、ガラッと感触が変わられたようです。慣れていくと意識せず動かしている手の動きや一瞬のうちに力をかけている針さばきがあることを、改めて感じさせていただきました。やや難易度の高い銀糸ですが、扱い方のコツがつかめたのではないかと思います。

イニシャルの課題のデザインに入る方から、作品例のリクエストがありましたので、すでに完成された方の作品の写真が入ったイメージを載せさせていただきます。上の方と左下が、イニシャルの刺繍です。カラーや色、素材、デザインなど、自由にデザインを楽しんでください。まずはイメージを膨らませるところから。心を自由に泳がせて、クリエーションすることの面白さや喜びを味わっていただけたらと思います。

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